千里リハビリテーション病院（大阪府）で副院長を務める理学療法士の吉尾雅春先生をお招きし、勉強会および臨地指導を実施いたしました。

午前中に行われた勉強会では、従来の『病院』という概念を覆すコンセプトで運営されている千里リハビリテーション病院の取り組みをご紹介いただきました。
患者様の回復の可能性を最大限引き出すためには、個々の環境の中にある具体的な課題を、可能な限り実際に近い状況で毎日繰り返す課題指向型アプローチが重要であることを説かれました。セラピストたちは吉尾先生の見解に真剣な表情で耳を傾けていました。

午後は4名の患者様にご協力いただき、臨地指導を行っていただきました。ＣＴ画像を見ながら、どのような症状が考えられるか、どのような機能を活かしていくかを病棟担当者と話し合いました。
実技指導では、的確な指導で訓練目標もはっきりつかむことができました。一対一で指導を受けたセラピストたちからは吉尾先生への質問が続き意欲溢れる姿が印象的でした。

今回の勉強会・臨地指導を今一度振り返り、当院一同、地域の皆様のお力になれるよう努めてまいります。